応用行動分析(ABA)
自閉症スペクトラム障害と同義の意味で使用されている広汎性発達障害
ですが、中でも高機能のアスペルガー症候群(アスペルガー障害)や
高機能自閉症は高機能自閉症スペクトラム障害と呼ばれています。
現在、高機能自閉症スペクトラム障害の有効な治療として
いくつかの方法が行われていますが、「応用行動分析(ABA)」も
効果が期待されている治療法の1つです。
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● 応用行動分析(ABA)
1960年代にロサンゼルスの
カリフォルニア大学(UCLA)の教授
が行動学理論をベースにして
開発した治療法です。
対象年齢は、就学前の幼児から
成人期までとなっています。
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基本的なやり方としては、幼児期
では訓練を受けた専門家チームが
家庭内で週に30~40時間を約2年間、
就学以降は学校や個々に応じた環境
で行っていきます。
応用行動分析の特徴は、定義・
観察が可能な行動について
測定されるはっきりとした目標を
定めるもので、目標を達成するため
にはテクニックを使います。
また、治療結果は継続的にデータで収集されており、
治療介入によってどれほどの効果が得られるのかが評価されます。
用いられるテクニックは原則としてオペラント条件付けなどの学習に
基づいているもので、集中治療を2年間行うことによって、
多くの子どもが特別な支援を必要としないまま正規の学校で
生活できるようになりました。
高機能自閉症スペクトラム障害にとって効果が証明されている治療法
ですが、高価な費用がかかるということがネックとなっています。
高機能自閉症スペクトラム障害の治療法にはこの他にも、
機能的行動分析、言語コミュニケーション療法、薬物療法、TEACCH
(自閉症、および関連のコミュニケーション障害のある子どもに対する
治療と教育)、教育的支援、デンパー治療モデル、感覚統合療法、
薬物療法、個人心理療法、社会生活技能グループなどがありますので、
特徴や実施方法、実施場所、治療の長所と短所、治療対象年齢など
詳しいことは『みんなで学ぶアスペルガー症候群と高機能自閉症』
(星和書店2004)をご覧になることをお勧めします。
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