常同性へのこだわり
自閉症とひとくちに言っても、その症状や深刻さによって
「自閉症スペクトラム障害」(広汎性発達障害の同義語として
よく用いられる)とされているように、
低機能の自閉症から高機能の自閉症まで幅広いものがあります。
スポンサードリンク
中でも高機能自閉症スペクトラム
障害である高機能自閉症と
アスペルガー症候群は、
高い言語使用能力と正常な知識を
持っており、また症状の特徴が
いくつか似ていることもあり、
よく比較または混同されることが
あります。
スポンサードリンク
自閉症の症状の1つに、
「毎日行われている日課に異常とも
言えるこだわりを持っている」
というものがあります。
精神科医や心理カウンセラーなど
専門家が用いている
『精神疾患の分類と診断の手引き』
(DSM-4)はアメリカ精神医学会が
刊行したものです。
この手引書の自閉症(文献内では「自閉症障害」と記載)の
診断基準にも「行動・興味および活動が限定され、反復的」という
この特徴が載っています。
DSM-4に記載されている「変わりがない、ということに頑なにこだわり、
いつも同じ道筋をたどる」という症状の具体例としては、
『みんなで学ぶアスペルガー症候群と高機能自閉症』(星和書店2004)
に詳しく載っていますので、そちらを参考に挙げておきます。
●いつもの日課に些細な変化があっただけで混乱する
(例:学校からいつもと違う道を通って帰るなど)。
●正確な手順を踏んで、ある特定の活動を行うことを求める
(例:特定の手順で車のドアを閉める)
●いつもの日課や儀式に従わないと、ひどく不安になり混乱する。
●いかなる変化に対しても予め警告を求める。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 社会的相互作用の二つの症状
- 前項に引き続き、 『精神疾患の分類と診断の手引き:第4版』(DSM-4) におけ......
- 社会相互作用における質的障害の症状と例
- 『精神疾患の分類と診断の手引き:第4版』(DSM-4)に記載されている 自閉症の......
- コミュニケーションにおける質的な障害
- 発達障害の専門家のバイブル的存在である 『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM......
- コミュニケーション障害の2つの症状と例
- アメリカ精神医学会から刊行されている 『精神疾患の分類と診断の手引き:第4版』(......
- 興味の限定と反復
- 発達障害などの精神疾患においては、まだ研究途中の段階でも ありますので診断基準に......
- 反復的運動と興味の限定
- 広汎性発達障害の典型的なものと言えば、自閉症スペクトラム障害の 一種である自閉症......
- IC0-10のさらなる基準
- 世界保健機構(WHO)から出ている「International Statisti......
